男女共同参画局メールマガジン第168号(H20.7.11発行)


☆男女共同参画情報メール第168号(H20.7.11発行)
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◆◆ 男女共同参画局から ◆◆

●「平成20年度男女共同参画社会づくりに向けての全国会議」の開
催結果について

 6月26日(木)、日比谷公会堂(東京都千代田区)において、
標記全国会議が開催され、ホームページ等を通じて応募のあった約
1100名の方々のご出席をいただきました。

 開会にあたって上川陽子内閣府特命担当大臣からの挨拶の後、壇
上の男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰・女性のチャ
レンジ賞等受賞者のご紹介、及び男女共同参画週間の標語の表彰が
行われました。

(1)上川大臣講演「今後の日本社会と女性の活躍について
  講演では、まず、将来の日本の労働力が大きく減少することを提
示し、活力ある社会を維持するためには、様々な人々が能力を最大
限発揮できる社会づくりが必要であるといった内容について述べま
した。
 そのためには、様々な人の能力、個性、価値観、視点等を活かす 
多様性が重要で、その基本となる重要な柱の一つが男女共同参画の
推進であるということ、そして女性の参画を促進し、意思決定過程
への参画を進めていくことが重要という話がありました。
 その後、政府の最近の施策・政策について説明した上で、今後の 
日本の活力や競争力を維持し未来を切り拓く鍵は多様な人材の活用
にあり、皆様とともに力を合わせて取り組んでいきたいという言葉
で講演は終了しました。

(2)カルロス・ゴーン社長講演・対談 「女性が変える企業の元気」
  最初に、日産自動車の女性の活躍に関するDVDが上映された後、
日産自動車株式会社取締役社長のカルロス・ゴーン氏が登場し、多
様性の醸成に関して3つのポイントを示しながら、講演を行いました。

 次に、東日本旅客鉄道株式会社顧問の江上節子氏を迎え、ゴーン
氏との対談が行われました。江上氏からの、日本では女性自身が管
理職になることを希望しないような傾向もあるがどう考えるかとい
う質問に対し、ゴーン氏は、性差の違いではなく、多くの企業にお
いて、女性はそのようなポジションを求めるように研修を受けてき
ておらず、男性も女性も同じく教育し、支持し、期待するべきだと
思うと述べました。親も男の子でも女の子でも同じような期待度を
持ち、サポートしなければならないという話などもありました。
 また、日本の様々な企業の経営者に対するアドバイスとして、各 
企業において自分達のニーズを分析し、多様性がいかにビジネスの
実績にプラスになるかを理解すること、女性をサポートするための
計画を立案し戦略として取り組んでいることを社員全員に理解させ
るなど、経営者自身が深く関与することが重要という話がありまし
た。
 最後には、インターネットを通じて一般から寄せられた質問にも 
答えていただくなど、大変盛り沢山の内容となりました。

(3)パネルディスカッション 「女性が支える地域の元気」
  コーディネーターとして立教大学教授の萩原なつ子氏、パネリス
トとしてNPO法人スペースふう理事長の永井寛子氏、伊豆の稲取
温泉観光協会事務局長の渡邊法子氏、日本政策投資銀行地域振興部
参事役の藻谷浩介氏を迎え、パネルディスカッションが行われまし
た。
 議論の中では、コーディネーターの萩原氏から、地域づくりは一 
つの主体だけでは無理な時代になっているが、どのように協働して
活動してきたかという質問に対し、永井氏からは大学、企業、県と
いった方々のつながりを得て活動を開始し、連携、協働してやって
くることができたという話がありました。
 渡邊氏からは、様々な主体を調整していくためには、ただの聞き 
役ではなく、ビジョンがないとできない部分もあるという話もあり
ました。
 また、藻谷氏からは女性が活躍している事例や協働して地域づく 
りをしている事例をいろいろとご紹介いただきました。
 最後に、パネリストの方々から「カエル・ジャパン」にからめ、 
「カエル」を入れたコメントを一言ずついただいた上で、萩原氏の
「一人の小さなカエルが大きなカエルとなって、社会を変革する力
となることを今日の全国会議を通して、実感しました。」という力
強いメッセージでパネルディスカッションは締めくくられました。

●「上川大臣と企業トップとの懇談会」を開催
  
  7月2日、男女共同参画に関する取組みを加速促進するため、男
女共同参画推進連携会議及び同会議の構成団体である日本経済団体
連合会、日本商工会議所、経済同友会等の協力の下、上川大臣と主
要な業界から14社の企業トップ(代理出席有)の懇談会が行われま
した。
  
  懇談会は、冒頭、上川大臣があいさつの中で国の取組みの紹介や
企業に期待することについて述べたのち、北城恪太郎男女共同参画
推進連携会議議長の進行で、女性の活躍の推進や仕事と生活の調和
(ワーク・ライフ・バランス)の推進、子育てしながら働きやすい
環境整備等それぞれの企業の取組状況や国への要望等について、活
発な意見が交換され、最後に「このように異なる業界の企業トップ
の方々が一堂に会して、男女共同参画をテーマにして行った意見交
換は、今後の施策にとって貴重な切り口になる。」という大臣の言
葉で、締めくくられました。

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◆◆ お知らせ ◆◆

●「ねんきん特別便」(年金記録の確認にご協力ください)

 昨年12月から本年10月までに、すべての年金受給者・現役加入者
の方に「ねんきん特別便」をお送りしています。お手元に届きまし
たら、年金記録に「もれ」や「間違い」がないか十分にご確認をお
願いします。
 年金記録が変われば、正しい年金額をお受け取りいただけること 
になり、年金額が増える可能性が高いので、十分にご確認ください。
 「もれ」や「間違い」がある場合も、ない場合も、必ずご回答を 
お願いします。
 特に、青い封筒で「ねんきん特別便」が届いた方は、年金記録に 
「もれ」がある可能性が高い方ですので、まだご回答いただいてい
ない方はご注意ください。
URL http://www.sia.go.jp/top/kaikaku/kiroku/tokubetsubin/index.html

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●男女共同参画情報メールについて
男女共同参画情報メールは、隔週金曜日に配信することとしています。
次号は、7月25日(金)に配信する予定です。

□本メールは配信専用となっております。配信の中止、変更、御意
見等は下記URLへお願いいたします。

○配信中止・配信先変更
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○バックナンバーの閲覧
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○情報メールについての御意見等
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編集・発行 : 内閣府男女共同参画局
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