男女共同参画局メールマガジン第162号(H20.4.18発行)


☆男女共同参画情報メール第162号(H20.4.18発行)
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◆◆ 男女共同参画局から ◆◆

●「企業が仕事と生活の調和に取り組むメリット」を作成、公表に
  ついて

 4月9日に、男女共同参画会議・仕事と生活の調和(ワーク・ラ
イフ・バランス)専門調査会において「企業が仕事と生活の調和に
取り組むメリット」を作成、公表いたしました。

 仕事と生活の調和の実現には働く場としての企業の理解や取組の
促進が欠かせません。このため、仕事と生活の調和に向けた企業の
取組を一層推進し、従業員のモチベーションや企業の活力向上につ
なげるべく、今般、17社の企業インタビューで得られた企業の取
組情報や定量的なコスト情報等を整理しました。

 本資料では、企業が仕事と生活の調和に取り組むメリットを、
「両立支援や柔軟な働き方の促進」、「業務の効率化や長時間労働
の是正」、「従業員の心身の健康保持」の観点から整理しています。

 具体的には、「両立支援や柔軟な働き方の促進」の観点からは、
従業員のニーズに応えたきめ細かな短時間制度を設けたことにより、
子どもを持つ女性従業員の定着率が向上したといった意見がありま
した。また、会社規模や従業員の賃金等に一定の仮定を置いた定量
的なコスト面での試算では、従業員が出産を機に退職し新たに人員
を補充するケースと同じ従業員が育児休業を取得・短時間勤務を行
い、就業を継続したケースとを比較した場合には、後者の方がコス
トがかからないといった結果となっています。

 また、「業務の効率化や長時間労働の是正」の観点からは、従業
員がいろいろな業務ができるように育成し、お互い業務を代替でき
るようにし、従業員の休業等の際は他の従業員の業務を見直すよい
機会と捉えることにより、若手の育成が進んだほか、業務代替によ
り“お互い様”意識が醸成され、職場のチームワークが高まったと
いう効果が挙げられました。さらに、「従業員の心身の健康保持」
の観点からも有用な情報が寄せられました。

 今回の調査結果を踏まえ、仕事と生活の調和の実現に向けた企業
の取組が一層推進されることを期待するとともに、引き続き情報提
供に努めてまいります。

(「企業が仕事と生活の調和に取り組むメリット」のアドレス)
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/wlb/index-wlb200409.html


●「女性の参画加速プログラム」の策定について

 「2020年までに指導的地位に立つ女性の割合を少なくとも30%程
度」(男女共同参画基本計画(第2次))(平成17年12月閣議決定)
を目指し、これまで取組を進めてきましたが、女性の意思決定過程
への参画は遅れており、国際的にみても低い水準にとどまっており
ます。こうした現状に鑑み、女性の参画を社会のあらゆる分野で加
速するため、先月4日の男女共同参画会議における福田総理の御指
示に基づき、4月8日(火)に、男女共同参画推進本部において、
「女性の参画加速プログラム」を決定いたしました。

 本プログラムは、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)
の実現、女性の能力開発・能力発揮に対する支援の充実、意識の改
革の三つを施策の基本的方向として打ち出しています。具体的には、
①各界トップ層への働きかけや女性のエンパワーメントを促進する
ネットワークの構築支援等の女性の参画加速のための全体的な基盤
整備の充実と、②活躍が期待されながら女性の参画が進んでいない
分野に焦点を当てた戦略的な取組を、平成22年度までに各方面と協
働して戦略的に実施します。活躍が期待されながら女性の参画が進
んでいない分野としては、医師、研究者、公務員の三分野を選んで
おります。これは、特に仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バラン
ス)の実現が困難であることや、これらの分野の取組が進むことで、
医師不足への対応、研究活動の活性化、多様な行政ニーズへの対応
等、社会的に大きな効果が期待できることにより、決めたものです。
これら重点分野における取組の成果は、他の分野にも波及させてい
きます。
(ホームページ:http://www.gender.go.jp/honbu/kettei.html)


●「地域における男女共同参画推進の今後のあり方について」
(中間整理)に関する意見募集について

 平成19年5月24日の男女共同参画会議において、基本問題専門調
査会における調査検討のテーマを「男女共同参画の今後の地域レベ
ルの推進方策について」とすることが決定されました。
 この決定を踏まえ、基本問題専門調査会においては、地方公共団 
体、男女共同参画センター等、関係団体及び有識者等からのヒアリ
ング等を実施し、身近な地域における男女共同参画の取組を一層効
果的に推進するための地域レベルの男女共同参画施策の現状と課題
を分析し、今後の施策の方向性について検討を重ねてまいりました。
 その結果、このたび、基本問題専門調査会の報告書「地域におけ 
る男女共同参画推進の今後のあり方について」の中間整理をまとめ
ました。
 つきましては、本整理に関しまして、広く国民の皆様からの意見 
をいただきたく、意見募集を行います(意見募集期間:平成20年
4月19日(土)~ 平成20年5月18日(日)) 詳細につい
ては、以下のURLをご覧ください。
URL: http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/iken0804.pdf


●「配偶者からの暴力被害者支援情報サイト」について

 「配偶者からの暴力被害者支援情報サイト」では、配偶者からの
暴力の被害者支援に役立つ法律・制度、相談機関等に関する情報を
提供しており、この度、閲覧される方の利便性を向上するため内容
の充実を図りました。 関係各省庁が発出した関連通知等も掲載し
ておりますので、ご活用ください。

URL: http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/e-vaw/index.html


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◆◆ お知らせ ◆◆
{イベント情報]

■内閣府共催事業


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●男女共同参画局のホームページは、男女共同参画に関する総合的な
 情報提供サイトです。 
・男女共同参画社会基本法、男女共同参画基本計画、各種会議、
女性のチャレンジ、女性に対する暴力、ワーク・ライフ・バランス等
の取組に関する情報を提供しています。
URL:http://www.gender.go.jp

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●男女共同参画情報メールについて
男女共同参画情報メールは、隔週金曜日に配信することとしています。
次号は、5月2日(金)に配信する予定です。



□本メールは配信専用となっております。配信の中止、変更、御意見
等は下記URLへお願いいたします。

○配信中止・配信先変更
 http://www.gender.go.jp/magazine/joho-mail.html
○バックナンバーの閲覧
 http://www.gender.go.jp/magazine/backnumber.html
○情報メールについての御意見等
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