男女共同参画推進連携会議 「ワーク・ライフ・バランスの取組推進チーム」 第5回会合 議事概要

  • 日時:平成25年3月4日(月)10:00~12:00
  • 場所: 永田町合同庁舎 第一共用会議室

参加者

(チームメンバー)

  • 安藤哲也議員、権藤光枝議員、千代田有子議員、萩原なつ子議員、南砂議員、浅野万里子議員、静岡県立大学 犬塚協太教授(木苗直秀議員代理)、鍵山祐子議員、後藤弘子議員、寺田範雄議員、全国地域婦人団体連絡協議会 夏目智子事務局長(柿沼トミ子議員代理)、眞鍋隆議員、全国婦人相談員連絡協議会 国兼淳子氏(麻島幸江議員代理)、一般社団法人大学女性協会 阿部幸子会長(牧島悠美子議員代理)、糸数久美子議員、齋藤芳夫議員、大久保清子議員、一般社団法人日本経済団体連合会 阿部博司主幹(川本裕康議員代理)、高瀬幸子議員、倉治ななえ議員、大倉多美子議員、金子堯子議員、三輪敦子議員

(内閣府)

  • 小林 男女共同参画局推進課長、河上 男女共同参画局総務課政策企画調査官

議事概要

○「ワーク・ライフ・バランスの課題と取組」資料について

  •  第4回までの議論に基づき、ワーク・ライフ・バランスの必要性や課題、取組みの事例をまとめた資料について、事務局より報告された。(資料1)

○各団体の活動等報告および意見交換
 3グループに分かれ各団体より、資料2に基づく取組内容の発表と議論が行われた。グループごとの全体発表および議論の中で出された主な意見は以下のとおりである。

  • ワーク・ライフ・バランスを主体として進める団体と、それをバックアップする団体に分かれている。このうちバックアップする団体としては、ボランティアを通じ、仕事だけではなく社会と接点を持つことが男女いずれにも重要であるとの議論に至った。今後こういった様々な活動に向けての支援等ができれば、と思う
  • ワーク・ライフ・バランスが進んだ先の行動として、観光に目を向けるということも考えられる。今後の連携にも期待したい。
  • 日本の家族のあり方を立て直すという課題を踏まえ、ライフの面から議論を活発に行うべきだと思う。例えば家庭科の見直しは重要と考える。
  • ワーク・ライフ・バランスという言葉の理解は進んでいるが、周知活動は講演やセミナーに留まっている。まずは経済という切実な声もあるが、ワーク・ライフ・バランスの経営へのメリットなど、トップマネジメントへの啓発を進めていく必要がある。
  • ワーク・ライフ・バランスは「目的」ではなく、より良い社会を残すための「手段」と捉えるべきである。次世代の育成という視点からも取り組んでいくべきである。
  • 「ワーク・ライフ・バランス」の先は「ダイバーシティ」である。その意味で、このチームの「多様性」は、異なる考えを理解し合う良いチャンスとなった。
  • 固定的役割分担意識が課題になっているとの話もあったが、ある会合では出席した男子学生の大半が「専業主夫になってもよい」と回答したり、「男女共同参画基本法」を授業で習っていたりする。若い世代は価値観が変わっていることを踏まえて考える必要がある。
  • 様々な領域で活動する団体が集まって一つのことを議論できたことが、本活動の特色であった。ワールドカフェなど、フランクな議論ができたことはよかったと思う。
  • 今回は、連携や協働という点に注力したチーム会合となった。変えられるところから変えていくという意味では、各団体の工夫を凝らした取り組みが、社会を変えていくことにつながる。今後もこのつながりを活かし、組織を変革する力としていきたい。

○男女共同参画推進連携会議への活動報告について

  •  1年間のチーム活動についての報告資料(案)が事務局より提出された。活動のまとめをコーディネーターが追記した上で、男女共同参画推進連携会議に提出することが了承された。(資料3)