男女共同参画推進連携会議「国際的に連携した女性のエンパワーメント促進」チーム 第6回会合 議事概要

  • 日時: 平成26年3月30日(月曜日)10時00分~12時00分
  • 場所: 内閣府本府3F特別会議室

議題

  1. 各メンバー等の活動報告
  2. WEPs問診票集計結果について
  3. WEPs年次会合報告について
  4. 今後の国内体制とチーム活動について

参加者

(チームメンバー)

  • 石川康晴議員、牛尾奈緒美議員、北村真夕美議員、國井秀子議員、徳倉康之議員、羽入佐和子議員、吉田久子氏(渡邉光一郎議員代理)、橋本隆子議員、伊藤清彦議員、三輪敦子議員、石井由紀議員、平田美穂議員、髙松和子議員、川口輝裕議員、紙谷雅子議員、林恭子議員、上田稚子議員、名取はにわ議員

(学識者)

  • 横田響子議員、大西祥世氏(立命館大学法学部教授)

(各府省)

  • 武川 内閣府男女共同参画局長、華房 内閣府大臣官房審議官(男女共同参画局担当)、池永 内閣府男女共同参画局総務課長、澤井 内閣府男女共同参画局総務課推進官、酒井 内閣府男女共同参画局総務課政策企画調査官、黒坂 外務省総合外交政策局女性参画推進室外務事務官

議事概要

1.各メンバー等の活動報告

  • ○資料1-1に基づき石川議員から岡山商工会議所や自民党政令指定都市議員連絡協議会・議会議員連盟講演等でWEPs賛同者拡大に取り組んだこと、4月以降も中国銀行支店長会議等で啓発を行うことが報告された。
  • ○徳倉議員から、イクボス企業同盟の設立と勉強会での啓発を検討していくことが報告された。
  • ○資料1-2に基づき名取議員から日本BPW連合会総会等において、WEPs賛同者拡大に取り組まれたことが報告された。
  • ○資料1-3に基づき横田議員から連携会議共催事業「ビジネスにも運命の赤い糸ってあるんです」の開催でWEPsの第五原則(女性経営者や起業家との取引の発展)、第六原則(地域におけるリーダーシップと参画)の理解促進に効果が得られたこと等について報告された。
  • ○三輪議員から国連ウィメン日本協会ホームページへのWEPs署名ガイドの掲載や、グローバル・コンパクト・ジャパンネットワークの「明日の経営を考える会」での岩田同会副理事長の講演、グローバル・コンパクト・ジャパンネットワーク、日本BPW連合会、国連ウィメン日本協会により平成26年6月に設立されたWEPs日本連絡会などについて報告された。
  • ○平田議員から中小企業家同友会全国協議会の2014年度第1回中同協経営労働委員会等においてWEPs賛同者拡大に向けた説明を行った旨が報告された。
  • ○北村議員から、日本生命におけるWEPs署名とダイバーシティ推進の取組が報告された。
  • ○牛尾議員から、明治大学におけるダイバーシティ推進の取組が報告された。

2.WEPs問診票集計結果について

  • ○事務局より、資料2-1、2-2、2-3に基づき平成26年9月から実施したWEPs問診票の集計結果について説明が行われた後、質疑応答を行った。
  • ○主な意見交換は以下のとおり。
    • 集計結果から女性のエンパワメントを進める仕組みが進捗していることがよく理解できた。
    • 昨年比での進捗が減少している項目が2つある(地域のプログラムに対する女性の参加割合、ボランティア活動をする社員の女性割合)が減少要因は分析しているか。
  • →減少はしているものの回答企業数が少ないので、誤差の範囲と受け止めている。
  • →男性の参加が増えていて相対的に女性の参加が減ってみえるということもあるのではないか。
  • ○事務局から結果をUNWomen本部に送付するとともに回答協力企業にフィードバックを行うこととした。

3.WEPs年次会合報告について

  • ○立命館大学の大西氏より、資料3-1~3-4に基づき、本年3月10日~11日にニューヨークで開催された「第7回WEPs年次会合」の様子について、パン国連事務総長・クリントン前米国務長官の出席、ステークホルダー声明の採択、WEPs大賞等が報告された。また国連グローバル・コンパクトへの進捗状況報告の際のジェンダーに関する質問項目の導入、グローバル・コンパクト研究センターの活動報告に関する報告があった。
  • ○主な意見交換は以下の通り。
    • 署名企業数は210社と日本が一番多いが、この理由は何か。
      →地域のグローバル・コンパクトやUNウィメン国内委員会、BPW等が政府や市民団体と連携してプラットフォームを提供している国では企業数の伸びが多い傾向がある。

4.今後の国内体制とチーム活動について

  • ○外務省 黒坂外務事務官より、平成27年度に文京区に開設予定のUN Women日本事務所の進捗について、現在、外務省とUN Womenで詳細な締結書をまとめる準備をすすめていること、WAW!開催時期である平成27年8月の開設を目指していること等の報告があった。
  • ○事務局より、資料4に基づき本チームの今後の活動について(案)が説明された。
  • ○主な意見交換内容は以下のとおり。
    • 今後のチーム活動の方向性に関し、WEPsに限らず幅広い女性のエンパワーメント促進策をPR・発信していく点については了承。
    • 新チーム名については、わかりやすさ、伝わりやすさ、先進的な姿勢を示す観点等からチームメンバーから意見を集め、コーディネーターと事務局にて最終決定する。
    • 地方議会などでは女性のエンパワメントにまだまだ理解が低いことも多いので、繰り返し女性活躍推進、エンパワメントの重要性を伝えていく必要がある。
    • 女性への投資・融資も増やしていく必要があるが、投資してほしいと手を上げる女性が少ないことも課題。
    • 政策立案者が女性のエンパワメントに関する現場第一線の声を聴くことができる仕組み作りも重要。
    • 202030は全体目標としておいて、業種別にブレークダウンした目標を明示できると、より女性のエンパワメントが進みやすい。
    • 団体で行っている女性活躍アンケート等にWEPsなどに関する情報を盛り込んでいきたい。
  • ○最後に國井コーディネーターより、各メンバーに対し女性のエンパワメント促進に向けて今後も積極的・実践的な活動を展開するよう要請が行われた。