- 日時: 平成22年4月15日(木) 17:30~18:00
- 場所: 総理大臣官邸4階大会議室
【出席者】
- 鳩山 由紀夫 内閣総理大臣
- 議長
- 平野 博文 内閣官房長官
- 議員
- 福島 みずほ 内閣府特命担当大臣(男女共同参画)
- 同
- 原口 一博 総務大臣
- 同
- 千葉 景子 法務大臣
- 同
- 菅 直人 財務大臣
- 同
- 川端 達夫 文部科学大臣
- 同
- 赤松 広隆 農林水産大臣(代理 山田 正彦 農林水産副大臣)
- 同
- 直嶋 正行 経済産業大臣(代理 松下 忠洋 経済産業副大臣)
- 同
- 中井 洽 国家公安委員会委員長
- 同
- 家本 賢太郎 株式会社クララオンライン代表取締役社長
- 同
- 岩田 喜美枝 株式会社資生堂代表取締役執行役員副社長
- 同
- 岡本 直美 日本労働組合総連合会会長代行
- 同
- 帯野 久美子 株式会社インターアクト・ジャパン代表取締役
- 同
- 鹿嶋 敬 実践女子大学教授
- 同
- 勝間 和代 経済評論家・公認会計士
- 同
- 加藤 さゆり 前全国地域婦人団体連絡協議会事務局長
- 同
- 佐藤 博樹 東京大学教授
- 同
- 林 文子 横浜市長
- 同
- 山田 昌弘 中央大学教授
- 出席者
- 西村 智奈美 外務大臣政務官
- 出席者
- 榛葉 賀津也 防衛副大臣
【議事次第】
- 開会
- 議題
- 男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の基本的な方向についての中間整理について
- 閉会
【要旨】
- 開会
- ○鳩山内閣総理大臣から、以下のようなあいさつがあった。
- 男性の育児への参画が進む、女性の知事や市長が増えるなど、ある程度の変化は見られるものの、男女共同参画がうたわれていながら、まだまだ実効性が上がっていないのが現状。基本計画は、単にペーパーをまとめればよいという話ではなく、男女共同参画社会を本当の意味で進める、具体的に実効性のあるものにしていくことが必要である。
- 本年中にしっかりとした実効性のある基本計画をまとめていただきたい。
- ○新たに議員に任命された林議員から、以下のようなあいさつがあった。
- 行政の現場に入り、市民が本当に望んでいる政策の実現には、実際の市民の生活に肌感覚で共感することが必要であると感じる。
- 役所も含め、もっと女性に仕事に参画してもらうことが必要であり、改めて、男女共同参画の重要性を感じた。
- ○鳩山内閣総理大臣から、以下のようなあいさつがあった。
- 議事
- ○鹿嶋議員から、中間整理について、報告があった。(資料1-1、1-2)
- ○各議員から、以下のような意見が述べられた。
- (帯野議員)
- 中間整理では、地域における政策方針決定過程への女性の参画、特に、防災については、男女別のニーズの把握など、男女共同参画の視点の反映や採用登用段階からの女性の配置への留意等について、うたっている。
- 観光、まちづくりに関して、探して行きたいお店やリピートしたい宿の情報のようなスモールビジネスは、まさに女性が得意とする分野であり、こうした分野に女性が取り組めるような環境づくりを促進していただきたい。
- 関係省庁で取り組みを進め、地域における男女共同参画を進めるとともに、観光、まちづくりの視点地域経済も活性化していただきたい。
- (岡本議員)
- 民法改正については、政権交代によって進むことを大いに期待している。一日も早い国会での議論をお願いしたい。
- 均等待遇は、現在生じている様々な雇用の問題を解決する鍵になると考えている。同一価値労働・同一賃金について、ぜひ深い議論を行い、対策をとっていただきたい。
- (家本議員)
- 日本では、世代が変化しても、男性の育児や地域社会への参画は進んでおらず、男性にとっての男女共同参画は不十分である。
- この問題の解決には、ただ啓蒙を進めるだけではなく、企業の長時間労働の抑制、中小企業やベンチャー企業も含めた企業の意識改革に取り組む必要があり、踏み込んだ動きを期待している。
- (帯野議員)
- ○福島内閣府特命担当大臣(男女共同参画)から、これまで踏み込みが十分でなかった分野にもしっかりと踏み込み、男女共同参画を大きく前進させるような計画にしたい旨の発言があった。
- 閉会
- ○内閣官房長官から、以下のような発言があった。
- 本日の報告、意見を踏まえ、6月の答申に向けて、国民の意見も聞きながら、力強いものにしていかなければならないと考えている。総理のあいさつにもあったように、まとめるだけではなく、いかに実行していくかが重要であり、政府として、実効性のある計画に仕上げてまいりたい。
- ○内閣官房長官から、以下のような発言があった。