男女共同参画会議(第7回)議事要旨

(開催要領)

  1. 開催日時:平成14年7月15日(月)17:30~18:30
  2. 場所:官邸大会議室
  3. 出席議員:
     
    小泉 純一郎 内閣総理大臣
    議長
    福田 康夫 内閣官房長官
    議員
    片山 虎之助 総務大臣(代理 若松 謙維 総務副大臣)
    森山 眞弓 法務大臣
    川口 順子 外務大臣 (代理 植竹 繁雄 外務副大臣)
    遠山 敦子 文部科学大臣 (代理 青山 丘 文部科学副大臣)
    坂口 力 厚生労働大臣 (代理 狩野 安 厚生労働副大臣)
    武部 勤 農林水産大臣
    平沼 赳夫 経済産業大臣(代理 大島 慶久 経済産業副大臣)
    大木 浩 環境大臣 (代理 山下 栄一 環境副大臣)
    中谷 元 防衛庁長官
    村井 仁 国家公安委員会委員長
    岩男 壽美子 武蔵工業大学教授、慶応義塾大学名誉教授
    神田 道子 東洋大学長
    小島 明 日本経済新聞社常務取締役・論説主幹
    佐々木 誠造 青森市長
    住田 裕子 弁護士
    林 誠子 日本労働組合総連合会副事務局長
    原 ひろ子 放送大学教授
    樋口 恵子 東京家政大学教授
    福原 義春 株式会社資生堂名誉会長
    古橋 源六郎 財団法人ソルト・サイエンス研究財団理事長
    山口 みつ子 財団法人市川房枝記念会常務理事
    (説明者)
    大澤 眞理 影響調査専門調査会長

    (議事次第)

    1. 開会
    2. 議題
      • (1)政府が実施する男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の実施状況の監視について(平成13年度)
      • (2)男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の実施状況の監視に関する平成14年度の活動方針について
      • (3)「ライフスタイルの選択と税制・社会保障制度・雇用システム」に関する中間報告について
      • (4)最近の男女共同参画社会の推進に関連する動きについて
    3. 閉会

    (配布資料)

    資料1-1
    政府が実施する男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の実施状況の監視に関する調査検討結果について(平成13年度)
    資料1-2
    政府が実施する男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の実施状況の監視について(平成13年度)(案) [PDF形式:74.9KB] 別ウインドウで開きます
    資料2
    男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の実施状況の監視に関する平成14年度の活動方針について(案) [PDF形式:6.1KB] 別ウインドウで開きます
    資料3
    「ライフスタイルの選択と税制・社会保障制度・雇用システム」に関する中間報告
    資料4
    アフガニスタンの女性支援策について
    資料5
    ポジティブ・アクションのための提言 [PDF形式:1.7KB] 別ウインドウで開きます
    資料6
    平成14年版男女共同参画白書
    資料7
    農林水産省男女共同参画推進本部平成14年度の活動について [PDF形式:6.7KB] 別ウインドウで開きます
    資料8
    第6回男女共同参画会議議事録(案)

    (概要)

    ○ 6月28日付けで議員に就任した樋口議員からごあいさつがあった。

    ○ 政府が実施する男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の実施状況の監視について(平成13年度)
    苦情処理・監視専門調査会の古橋会長から、資料1-1に基づき報告があり、資料1-2のとおり、男女共同参画会議 として、平成13年度において重点的に監視を行うこととされた施策の実施状況を監視し、今後の取組に向けて留意する ことが重要と考えられる事項について、内閣総理大臣及び関係各大臣に対し、意見を述べることが決定された。

    ○ 男女共同参画社会の形成の促進に関する施策の実施状況の監視に関する平成14年度の活動方針について
    古橋会長から、資料2に基づき説明があり、男女共同参画会議として、資料2のとおり平成14年度の活動方針について 決定した。

    (原議員)

    監視に関する平成14年度の活動方針の中に、「地球社会の「平等・開発・平和」への貢献」が加えられることをとても 心強く思う。日本が国際的にどれくらい貢献しているかということを具体的に示すことは必要である。

    (岩男会長)

    原議員が会長を務められた「アフガニスタンの女性支援に関する懇談会」でも、ジェンダーの視点による支援策がまと められているが、ジェンダーの視点がしっかりと組み込まれた援助が実現していくかどうかというフォローアップを是非、 苦情処理・監視専門調査会で行っていただきたい。

    (山口議員)

    UNIFEMは、少額の援助でも女性の自立に大きな効果をあげているが、国の財政が悪化すると、こういった組織への 援助が削除されてしまう。草の根の助成活動への支援について、今後も政府は配慮していただきたい。

    ○ 「ライフスタイルの選択と税制・社会保障制度・雇用システム」に関する中間報告に ついて
    影響調査専門調査会の大澤会長から、資料3に基づき、報告があった。

    (若松議員代理)

    103万円の問題については、十分な議論がされていないと思うが、どのように対処をすればよいのかアドバイスをいた だけますか。

    (大澤会長)

    中間報告の図表23-1(図-28ページ)「パートタイム労働者の収入分布」を御覧いただくと、就業調整が行われてい ることは明らかである。働く能力も条件もあるにもかかわらず就業調整を行うような制度が、人口減少時代において合理 的な制度であるのかという観点で検討を行っている。

    (大島議員代理)

    男女共同参画を推進していく上で、税制、社会保障等の制度が中立的であることは重要だと認識している。まとめられ た提言については、実現に向けた具体的な取組の在り方について、会議で御報告いただきたい。

    (森山議員)

    6月いっぱいで聞いた国民からの意見の傾向はいかがか。

    (大澤会長)

    意見は70件以上いただき、その内容については鋭意集計中である。

    ○ 最近の男女共同参画社会の推進に関連する動きについて
    原議員より「アフガニスタンの女性支援策について」、厚生労働省より「ポジティブ・アクションのための提言」について、 事務局より「平成14年版男女共同参画白書」についてそれぞれ報告が行われた。

    ○ 内閣総理大臣から、あいさつが行われた。

    ○ その他
    第6回男女共同参画会議議事録(案)が提示され、公開することが了承された。

    (以上)