第二部 財政的及び制度的措置

2 「北京行動綱領」のフォローアップ体制

「北京行動綱領」において西暦2000年までに各国が取り組むべき新たな課題が数多く提示されたことから、我が国では「男女共同参画2000年プラン」(以下「プラン」)が国内行動計画として作成された。このプランに沿い、男女共同参画推進本部(P7参照)が中心となって、関係行政機関が連携を保ちつつ総合的な諸施策を推進している。プランの推進状況について定期的にフォローアップを行うとともに、我が国の男女共同参画の現状等について把握した結果を報告書にまとめており、「男女共同参画の現状と施策-男女共同参画2000年プランに関する報告書―」(いわゆる「男女共同参画白書」)として1997年以降これまで3回作成している。同白書は、男女共同参画推進本部会議及び閣議において報告された後、国民に公表されており、男女共同参画推進本部は行動綱領のフォローアップについての役割を担っていると言える。

なお、社会開発サミット等その他の会議においては同様の仕組みではフォローアップを実施していないが、各会議の結果については、その都度報告会を開催するなど関係省庁へフィードバックしている。

男女共同参画社会の形成の促進に関する推進体制図

男女共同参画社会の形成の促進に関する推進体制図

内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
電話番号 03-5253-2111(大代表)
法人番号:2000012010019