平成25年5月15日(水)~16日(木)、別府内閣府大臣官房審議官が森まさこ内閣府特命担当大臣(男女共同参画)の代理として出席し、基調スピーチを行うと共に他の2つのテーマについても、同様にスピーチを行い、積極的に議論に参加。また、最終日には会合の合意文書として「北京閣僚共同コミュニケ」が採択された。
-
日程及び場所
- 5月15日(水)及び16日(木)、北京(中国)
-
テーマ
-
テーマは、「ジェンダー主流化―成果と課題」、「女性に対する暴力撤廃」及び「雇用におけるジェンダー差別の撤廃」。
日本からは、最近の動きとして、安倍総理が先頭に立って、「女性が輝く日本」を創り上げるため、女性の力の活用や社会参画の促進を図るための取組を積極的に進めていること、各国の参考となる取組として、「東日本大震災」の被災地における女性の悩み・暴力相談事業、男女共同参画推進連携会議の枠組みによる、国連の「女性のエンパワーメント原則」(WEPs)への理解を企業に促進する取組、「男女の仕事と生活の調和」の実現に向けた政労使による「仕事と生活の調和憲章」の改定等を紹介した。
-
-
参加国
-
東アジア13カ国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、オーストラリア、中国、日本、韓国)が参加した。
(参考)欠席は、ミャンマー、インド、ニュージーランドの3カ国。
-
-
北京閣僚共同コミュニケ概要
- 政治的関与の強化、法制度、政策等の改善、事実上の男女平等の実現を図る。
- 地域の連帯の促進、東アジアの国々の女性間コミュニケーション、友情、協力を強化する。
- 東アジア男女共同参画担当大臣会合と東アジア家族に関する大臣フォーラムとの統合を希望し、フォローアップに努める、など
-
閣僚円卓会議の概要
-
東アジア男女共同参画担当大臣会合の将来の在り方に関して、各国が意見を発表した。日本からは、森大臣のビデオメッセージを紹介後、(1)大臣レベルでの会合が、(2)「男女共同参画」というテーマを必ず含んで、(3)「東アジア」という枠組みで現在の参加国が原則維持される、ことを条件に東アジア家族に関する大臣フォーラムとの統合に賛成。この方針でコンセンサスが形成され、今後は、東アジア家族に関する大臣フォーラム側でのコンセンサスが必要である。
-
- 資料