2010APEC女性リーダーズネットワーク(WLN) 講師紹介ページ

全体パネル1

パネルディスカッション1「女性たちによる経済活動創造への挑戦」
(日本BPW連合会)

エリザベス・ベーハム氏 BPWインターナショナル 会長
コーディネーター
エリザベス・ベーハム氏
BPWインターナショナル 会長

講師略歴


エリザベス「リズ」ベーハムは、 女性の専門性、リーダーシップ、ビジネスにおける潜在力の全部門に渡る改善を目指す組織「インターナショナル・フェデレーション・オブ・ビジネス・アンド・プロフェッショナル・ウィミン(BPWインターナショナル)」の会長を務める。創立80周年を迎えたBPWインターナショナルは、5地域96加盟国にて3万人を超える会員を持つ。BPWインターナショナルで22年間会員を続ける同氏は、1947年よりBPWインターナショナルが諮問機関を担う国連(ニューヨーク)の常任使節を務める。

南アフリカで生まれ教育を受けたリズ・ベーハムは、豊かで多彩な専門・職務経歴を持つ。高リスク出産を専門とする助産婦としてキャリアを開始した同氏は、米国に移住した後、柔軟且つ順応的にも、建設業でのルーフパネル販売業を野心的に設立。このセルグループ・インターナショナル社の社長として、ホームデポット社やジョージアパシフィック社のような大手小売卸売会社を顧客に事業展開を行い、20年以上の輸出入、販売、マーケティング、マネージメントの経験を培ってきた。ペンシルベニアの小売業社やルーフパネル製造会社に同社製品を成功裏に販売しつつ、新しい製造施設の建設にも関与。こうした事業展開を通して、同社の年間売上高は900万米ドルから2200万米ドルに拡大している。

ビーチ沿いの家に住み、産業界に従事しつつも、同氏は自ら解決策を生み出す必要性に気付き、フットルという名称の商品を意欲的に発明する。スライディング・パティオドアにこの商品を設置することで、出入りの際に手を使わずに足でドアを開閉させ、両手で皿や食べ物の持ち運びをすることができる。「ハンドルの代わりに、フットルが誕生!」というキャッチコピーで、同商品のネット・マーケティングを成功させた。

ベーハム氏は、コミュニティへの還元の精神で無数の時間を奉仕活動に費やしている。数千の家族におもちゃや必要品を配布するニューヨーク・トイズ・オブ・ホープ・チャリティの副会長、同氏の近所の光の道標及び国宝でもあるファイヤ島灯台の保護協会理事を務めると同時に、建築業における女性起業家を支援する組織「ウィミン・ビルダーズ・カウンシル・イン・ニューヨーク」の創設者兼理事も務める。さらに、ニューヨーク州ロングアイランドのホフストラ大学の経営学修士課程にて頻繁に講義も行っている。

自信と前向きな姿勢に満ちた同氏の趣味及び関心事は多岐にわたる。長年に渡るスカイダイビング経験を有し、ユーゴスラビア、チェコスロバキア、ブルガリア、カナダ、米国の世界選手権に参加した経緯から、国際的なスカイダイビング大会にて審査員も務める。グライダーの飛行免許を保持し、音楽、読書、乗馬、ビーチの散歩、ガーデニングをこよなく愛する。

アメロウ・ベニテス・レイエス 法学博士 フィリピン国家女性委員会 議長 女子大学経営者
パネリスト
アメロウ・ベニテス・レイエス 法学博士
フィリピン国家女性委員会 議長
女子大学経営者

講師略歴


フィリピン女子大学(PWU)の学長兼生涯受託者であるアメロウ・ベニテス・レイエス博士は、 ベニテス家3世代目の最年長で、当家代々の国家に奉仕する精神を受け継ぎ、女子卒業生としては4人目となる同大学第8代目学長に就任した。同氏は、マニラ市とケソン市にあるフィリピン女子大学、ダヴァオ市のフィリピン女子カレッジの3キャンパスとPWU CDCECラーニングセンターを統括する初の学長という栄職に就いた。

学術面の業績としては、1961年にフィリピン女子大学文学部心理学専攻(学士号)、1962年に教育理学指導カウンセリング専攻(学士号)を双方ともに優等で卒業。さらに、アテネオ・デ・マニラ大学にて心理学修士号を修了し、米国のスタンフォード大学で政治社会学修士号、開発教育学博士号を取得。2007年には韓国の極東大学校にて、教育を通した女性のエンパワーメントに向けた支援運動が認められて名誉法学博士号を授与された。

学術界においては、世界大学長協会(IAUP)の実行委員、女性教育の先駆的な支援運動を展開する世界女性教育連盟の主要メンバー、フィリピン憲法協会(PHILCONSA)の学術関連会長補佐、フィリピン大学協会(PACU)の第2代副会長、私立教育協会調整協議会(COCOPEA)の理事役員、アジア太平洋女性発展機関(DIWA)の会長として国内外にて精力的に活動を展開している。

その他の国際的な活動としては、APECジェンダー情報セッションのプロジェクト統括、APEC女性リーダーズネットワークの事務局代表等が挙げられ、1998年からはフィリピン女性の役割委員会(NCRFW) 委員として政府機関にも継続的に従事している。1998年から2001年まで同委員会の 委員長を務めた。

市民社会の面では、FTB・ラーバン・デベロップメント・ファウンデーションの副会長/業務執行責任者、フィリピン女性国家議会(NCWP)の会長兼生涯理事として活躍。こうした業績から、2008年にはブルネイの 女性組織アジア連盟(ACWO)の会長、2009年6月にはフィリピン・ガールスカウト(GSP)の理事会メンバーに選任された。最近の選挙では、フィリピン農村再建運動(PRRM)の理事にも選出されている。

パンジー・ウォン氏 女性政策大臣 民族問題担当大臣
パネリスト
パンジー・ウォン氏
女性政策大臣
民族問題担当大臣

講師略歴


パンジー・イ・フォン・ウォン大臣は、中国上海に生まれ香港で育ちました。1974年にクライストチャーチに移住し、その後28年間を同地で過ごしました。その間、地元カンタベリー大学に進学し、商学修士号(優等学位)を取得しています。

その後、公認会計士(アソシエイト)として活躍し、のちに上級資格であるフェローの称号が授与されました。

政治家としての活動は、1989年にカンタベリー地方議会の議員に選出されたことから始まりました。1996年には国民党の比例代表名簿からアジア系ニュージーランド人として初の国会議員に選ばれました。その後2002年にオークランドに居を移し、2008年の総選挙では1万票以上の差をつけてボタニー選挙区から議員当選を果たしました。結果、アジア系ニュージーランド人としては初の小選挙区出身の国会議員となり、初の閣僚にも任命されました。

国政に取り組む多忙な毎日は、マレーシア出身の実業家である夫のサミー・テック・セン・ウォン氏の協力によって支えられています。趣味は読書(とくに推理小説)、散歩(有権者訪問)、ワインと日本酒、旅行、仕事です。

ニコール・ホロウス氏 マッカーサー・コール 最高経営責任者及び業務執行取締役
パネリスト
ニコール・ホロウス氏
マッカーサー・コール 最高経営責任者及び業務執行取締役

講師略歴


ニコール・ホロウズは、2007年1月にマッカサーコール社の最高経営責任者、2007年6月に業務執行取締役に就任した。それ以前は、CEO代行、CEO代理、最高財務責任者の役職を務めた。

マッカーサー・コールに入社したのは1998年。同社は、2001年7月5日に1億2800万ドルの時価総額で株式上場を果たしている。従業員350人のチームを率いる同氏は、豪州新興ビジネスのリーダー的存在として評価されている。

2007年、クイーンズランド州資源協会(QRC)の理事に任命され、2008年11月に同協会の会長に就任した。公認会計士協会、オーストラリア企業経営者協会、オーストラリア公認秘書協会の会員でもある。2008年にクイーンズランド工科大学(QUT)の経営学部学部長CEO戦略グループ、 2009年にはクイーンズランド州博物館財団の理事会に参画している。

2009年、QUT経営学部 優秀卒業生賞及びヴーヴクリコ・ライジングスター賞を受賞している。

岩田 喜美枝氏 株式会社資生堂 代表取締役 執行役員副社長
パネリスト
岩田 喜美枝氏
株式会社資生堂 代表取締役 執行役員副社長

講師略歴


1947年(昭和22年)4月6日

学歴

1971年(昭和46年)3月
東京大学教養学部卒業

略歴

1971年(昭和46年)4月
労働省入省
1989年(平成元年)6月
〃 大阪婦人少年室長
1991年(平成3年)4月
〃 労政局勤労者福祉部福祉課長
1992年(平成4年)6月
〃 婦人局婦人政策課長
1994年(平成6年)7月
〃 大臣官房国際労働課長
1995年(平成7年)6月
〃 〃 秘書課長
1996年(平成8年)7月
〃 〃 審議官
1998年(平成10年)10月
〃 〃 総務審議官
2001年(平成13年)1月
厚生労働省雇用均等・児童家庭局長
2003年(平成15年)8月
〃 退官
2003年(平成15年)12月
(株)資生堂 常勤顧問
2004年(平成16年)4月
〃 〃 CSR部長
2004年(平成16年)6月
〃 取締役執行役員CSR部長
2005年(平成17年)4月
〃 〃 〃 H&BC事業・国内アウトオブ資生堂担当
2006年(平成18年)4月
〃 〃 〃 人事・秘書・お客さま情報担当
2007年(平成19年)4月
〃 〃 〃 常務 人事・お客さま情報担当
お客さま情報・企業文化・広報・風土改革・取締役直轄委員会担当
2008年(平成20年)4月
〃 〃 〃 副社長
お客さま情報・企業文化・広報・風土改革・取締役直轄委員会担当
2008年(平成20年)6月
〃 代表取締役 執行役員副社長
お客さま情報・企業文化・広報・風土改革・取締役直轄委員会担当
2009年(平成21年)4月
〃 代表取締役 執行役員副社長
広報・お客さま情報・企業文化・風土改革・環境対策・ライフクオリティービューティープログラム・取締役直轄委員会担当
2010年(平成22年)4月
〃 代表取締役 執行役員副社長
広報・お客さま情報・企業文化・宣伝制作・ビューティーソリューション・風土改革・環境対策・CSR・資生堂学園・取締役直轄委員会担当
現在に至る
林 文子氏 横浜市長
パネリスト
林 文子氏
横浜市長

講師略歴


1946年東京都生まれ。東京都立青山高等学校卒業。東京レーヨン(株)(現東レ)、松下電器産業(株)等勤務の後、1977年ホンダの販売店に入社。1987年BMW(株)東京事業部(現BMW東京)入社。その後ファーレン東京(株)(現フォルクスワーゲン東京)代表取締役社長、BMW東京(株)代表取締役社長、(株)ダイエー 代表取締役会長 兼 CEO、東京日産自動車販売(株) 代表取締役社長等を歴任。2004年ウォールストリートジャーナル紙「注目すべき世界の女性経営者50人」、2005年米フォーブス誌「世界で最も影響力のある女性100人」、2006年日経ウーマン誌「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2006」キャリアクリエイト部門1位、ハーバードビジネススクール女性経営者賞、2008年米フォーチュン誌「世界ビジネス界で最強の女性50人」等に選出される。2009年8月、横浜市長に就任。また内閣府男女共同参画会議議員、東京女学館大学客員教授を務める。

著書に「失礼ながらその売り方ではモノは売れません」(亜紀書房)、「一生懸命って素敵なこと」(草思社)、「不思議なほど仕事がうまくいくもう一言の極意」(草思社)など多数。

内閣府男女共同参画局 Gender Equality Bureau Cabinet Office〒100-8914 東京都千代田区永田町1-6-1
電話番号 03-5253-2111(大代表)
法人番号:2000012010019