スピーカー
モエズ・ドレイド氏
国連婦人開発基金（ユニフェム）事務局次長

講師略歴

モエズ・ドレイド博士（Dr. Moez Doraid ）は国連婦人開発基金（ユニフェム）の運営・パートナーシップ構築事務局次長です。エジプト生まれの博士は、これまで20年に渡って国連の仕事で様々な国に滞在し、多くの機関で働いて幅広い経験を積んできました。ユニフェムに入る直前には、在クウェート国連調整官/国連開発計画（ UNDP）常駐代表を務めています。在モルジブ国連人道調整官・常駐調整官時代は、2004年の津波が同地域にもたらした人道的危機を世界に知らしめるべく尽力しました。また、UNDPスーダン代表事務所では常駐代表補佐を務め、著者の1人として人間開発報告書、アラブ人間開発報告書の執筆に携わりました。

UNDPに入る前は、エジプト外務省の外交官として働いていました。カイロ・アメリカン大学で経済学の学士号、ハーバード大学で経済開発専攻のMPA(行政学修士号) 、レバノン大学で博士号を取得しています。

パネリスト
ニコール・ホロウス氏
マッカーサー・コール　最高経営責任者及び業務執行取締役

講師略歴

ニコール・ホロウズは、2007年1月にマッカサーコール社の最高経営責任者、2007年6月に業務執行取締役に就任した。それ以前は、CEO代行、CEO代理、最高財務責任者の役職を務めた。

マッカーサー・コールに入社したのは1998年。同社は、2001年7月5日に1億2800万ドルの時価総額で株式上場を果たしている。従業員350人のチームを率いる同氏は、豪州新興ビジネスのリーダー的存在として評価されている。

2007年、クイーンズランド州資源協会(QRC)の理事に任命され、2008年11月に同協会の会長に就任した。公認会計士協会、オーストラリア企業経営者協会、オーストラリア公認秘書協会の会員でもある。2008年にクイーンズランド工科大学(QUT)の経営学部学部長CEO戦略グループ、 2009年にはクイーンズランド州博物館財団の理事会に参画している。

2009年、QUT経営学部 優秀卒業生賞及びヴーヴクリコ・ライジングスター賞を受賞している。

スピーカー
今野　由梨氏
ダイヤル・サービス株式会社　代表取締役社長

講師略歴

1969年、日本で最初の電話秘書サービスや電話による育児相談「赤ちゃん110番」を提供するダイヤル・サービス(株)を設立。

当時、通信の道具でしかなかった電話を双方向メディアとして捉え、以来、常に生活者の視点から時代のニーズをつかみ、電話サービスの持つ可能性を追求し、次々に新しい情報サービス事業を展開してきた。又、こうした情報サービス発展を阻害する法律や規制の壁に挑み、情報料課金の制度を作り、ダイヤルＱ２の生みの親として知られている。1979年、女性だけのシンクタンク(株)生活科学研究所を設立。女性の生き方やライフスタイル、科学万博、まちづくり、長寿社会、家庭支援サービスなどの調査・研究に取り組み、社会に向けて数々の提言を発信し続けてきた。又、政府税調、金融審議会、電気通信審議会、産業構造審議会等各省庁審議会や、経済同友会(幹事)、東京商工会議所(常議員)、(社)日本ニュービジネス協議会連合会(副会長)でも活躍。

女性起業家の草分けとして、多くの県の大使に任命され、地域の活性化やベンチャー支援に力を注ぎ、ベンチャーの母と呼ばれている。

又、世界各国の女性起業家を招いて「女性起・企業家国際交流事業」を毎年開催するなど国内外に幅広いネットワークを築いてきた。一方で、マラソンゴルフ日本新記録を樹立(ギネスブック掲載)、アメリカのグランド・ティトン登頂に成功するなどパワフルな経歴も持つ。

1985年にニューメディアの発展に貢献したとして「郵政大臣賞」、1998年「世界優秀女性起業家賞 “The Leading Women Entrepreneurs of The World”」受賞、2007年には秋の叙勲「旭日中綬章」受章。主な著書に「女の選択」（NHK出版）、「ベンチャーに生きる」（日本経済新聞社）、「女性が会社をつくるとき」(共著/東洋経済新報社)等がある。