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社会的弱者である女性に、 自分の“心と体の力”に気づいてほしい リアライズ・YOKOHAMA 橋本明子さん [神奈川県横浜市] |
社会的弱者に本来持っている力に気づいて欲しい! 橋本さんは自らも子どもの頃に被害経験があり、また障害児の母親でもあります。 社会における弱者がどうやって自分の身を守り、強く生きていくにはどうすればいいかを、ずっと考えてきました。 「社会における弱者でも、もともと自分を守る力は持っています。それを発揮できないような外的抑圧(暴力や暴言、虐待など)があるから、弱者にされてしまうのです。 もともと持っている“力”に気づき、その力を発揮できるようになって欲しいのです。」 この思いを橋本さんは、WEN−DOのワークショップを通じて社会に発信しています 単に技を身に付けるのではなく、“心の力”を育てる WEN−DO(ウェンドー:女性道)とはカナダのトロントで生まれた女性のための自己防衛プログラムです。橋本さんは、各地でワークショップを開催し、WEN−DOの普及を推進しています。 ワークショップは、レクチャーと護身術の実技指導で構成されています。橋本さんが本当に伝えたいことは、このレクチャーに凝縮されています。女性は自分が弱いと思い込んでいて、暴力が向かってきたときに、正しい対応をとっさに取れず、本来できる防御すらできないといいます。それは物理的な暴力だけではなく、言葉の暴力、セクシュアルハラスメントも同じで、嫌だと思っても、拒絶できない女性が多いといいます。 「WEN−DOの本当の目的は、“心の力に気付くこと”にあります。日常の人間関係の中でも、自分の身を守るために正しい判断をし、毅然とした態度で“嫌なことは嫌”と意志表示をし、うまく危険からすりぬける術を身に付けてほしい。」 橋本さんのワークショップに“親密さと人間関係を学ぶプログラム”が取り入れられているのは、こんな思いがあるからです。 センターの支援を受けて、“やる気”があれば、なんでもやれる 精神的ダメージは大人になっても続いていたようです。「横浜女性フォーラムも支援している市民グループCAP(子どもへの暴力防止)のワークショップに参加した頃は、無力感でいっぱいでした。」と当時を振り返ります。 セミナーなどに参加しているうちに、心理学もカウンセリングも何も知らなくても、やる気さえあれば、CAPスペシャリストになれるということがわかり、札幌で養成講座を受け、この頃から積極的な活動に転じていったようです。 CAPの中だけでなく、自ら横浜女性フォーラムに性的虐待の自助グループを申請し認められて、場所を与えてもらい活動していたこともあり、WEN−DOのワークショップも、横浜女性フォーラムから助成金と場所の提供を受けています。 ワークショップの案内は、自分で作ったものを、横浜女性フォーラムで印刷させてもらえるそうです。資金面、設備面、そして、職員の方々の応援…いろんな面でセンターはやる気のある人の活動を支援してくれます。 ※平成16年3月に取材。 |