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先輩からのメッセージ
理学系分野を選択した時期・理由
小学校５年生のころ、算数の問題を解くのが楽しくなり、それ以来中学でも高校でも理科系の科目はどれも興味を持ち、楽しく勉強できました。両親とも化学系出身だったこともあり、特に考えたり迷った覚えはなく極自然に理工系に進んでいました。
現在の仕事（研究）の魅力やおもしろさ
CO2削減、省資源といったことが叫ばれる中でエネルギー問題はクローズアップされつつあります。原子力は日本だけでなく世界のエネルギーを支える重要な役割を担っており、今後さらにその重要性は増していくことでしょう。仕事を通して私もわずかですが社会に貢献しているという充実感を感じています。また、自分が行った設計が実際に原子炉の運転で使用されますので、現在の業務は技術者として大変ワクワクする仕事です。
女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ
私自身の体験から、技術系の仕事は女性に向いているのではないかと思っています。会社の中もお客様も評価の対象は結果であり、女性・男性のどちらが行ったものかを気にされるような場面はありません。初めてお客様に技術説明をしたときに、私以外は同行者もお客様もすべて男性でしたが、特別な雰囲気になることなくごく普通に技術的な打合せが行われました。職場でも同じです。だから、とても居心地がよく、それが長く仕事を続けているひとつの理由のような気がします。
昔は「夢」であったことを、新しい技術が次々に実現させてきました。今後もそれはずっと続いていきます。理工系の分野はさらに幅が広がっていくことでしょう。みなさんが興味を持ち、活躍できる分野がきっとあると思います。