理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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沼子千弥仮イメージ
  • 沼子 千弥 さん
  • 千葉大学大学院 理学研究科准教授

X線を用いた分析法を用いて、環境や生物に高濃度に濃縮した元素、機能性材料に含まれる元素などの存在状態を明らかにする研究を行っています。

理学系分野を選択した時期・理由

中学の頃から理科が好きで、理工系分野を志望していました。はじめは理科の先生になろうと思い、高校では教育学部への進学を考えましたが、もし可能なら博士課程に進学して、より深い理学の研究をしたいと思い、大学は理学部で博士課程のあるところ、且つ教職のカリキュラムを選択できるところと全部取りの選択をし、筑波大学第一学群自然学類に入りました。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

私たちの周りにある元素がどのような性質を持つかはその存在状態が重要な鍵となりますが、それを知ることのできる分析手法はとても限られていて、まだわからないことがとても多く残っているのです。私は、主としてシンクロトロン放射光を用いたX線吸収微細構造法という分析法を使って、興味を持った対象に分析の手を広げていますが、いつも新しい発見ばかりでとてもおもしろい研究分野です。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

世の中には、身体的な理由で男性に優位な職業もあり、必ずしも男性と女性が同等に働くことができない職種もあると思います。それに対して、大学での教育・研究は、男女同等で仕事をすることができる職場で、女性だからと差別を受けたことはありません。通常は博士号を持っていることが採用の最低条件とされますが、とても可能性のある職場です。ぜひ、チャレンジして下さい。

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