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内閣府ホーム > 男女共同参画局ホーム > 主な政策 > 女性の活躍推進 > 理工チャレンジホーム > 先輩からのメッセージ > 理学系 (化学関係) 保倉 明子さん

理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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保倉明子プロフィール写真
  • 保倉 明子 さん
  • 東京理科大学理学部第一部
  • 応用化学科助手

日本学術振興会特別研究員(PD)などを経て2001年10月から現職。専門分野は無機化学、分析化学、環境化学。環境中における微量元素の動態解明のため、放射光やプラズマ分光などを用いた高感度分析法の開発と応用研究を行っています。

理学系分野を選択した時期・理由

歴史や地理、文学などの人文系にも興味があったのですが、理工系分野を選択した一番の理由は、「実験が好き」です。高校の授業では「ニンジンのカルス」に興味をもち、生物担当の先生にお願いして、放課後に実験させていただいたのを懐かしく思い出します。
大学受験を控えた時点での成績を考えると・・・理系への進学は難しい?と迷った時期もありましたが、最終的には好きな分野へ進むことにしました。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

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ある種の植物はヒ素やカドミウムなどの毒性元素を土壌から取り込み、体内において高濃度に蓄積します。最近、このような植物を使った環境浄化技術(ファイトレメディエーション)が注目を集めています。私たちは、このような植物において、毒性元素がどのような化学形態でどこに蓄積しているのか、細胞レベルで明らかにしようと取り組んでいます。実験がうまくいけば大変嬉しいですが、失敗してがっかりすることもあります。それでもいろいろ工夫をしながら、一つずつ疑問を解決して研究は進んでいきます。また植物の研究を専門とする共同研究者からもアドバイスをもらい、お互いに協力しながら、まだ誰も知らない「答え」を探しています。このように自然科学の面白さは、未解決の問題にチャレンジして発見する喜びだと思います。上記の研究では、兵庫県にある放射光施設SPring-8で測定を行っていますが、これは世界で最も明るいX線を得ることができる大型の研究施設です。このような世界最先端の実験装置を用いて実験ができることも現在の仕事の大きな魅力です。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

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21世紀の高度科学技術社会において活躍できる人材は、幅広い知識をもち、自然科学的な見方、物事の考え方ができる人だと思います。最近のTVでは科学情報番組が増えています。多くの人が身近なところに疑問を持ち、知りたいという探究心が増えてきたことの表れだと思います。しかし、伝えられた情報に対して「へぇ~」と感心してオシマイではなく、「本当かしら?」と疑問を感じたり、好奇心を持ってさらに詳しく調べようと思う気持ちが大切で、その疑問に自分で答えを見つけることができるのが理工系の研究の面白いところです。女性ならではの着眼点を生かして理工系分野で活躍される方が増えることを期待しています。

男女共同参画週間キャッチフレーズ

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