理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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T.M プロフィール写真

首都圏エリアで駅前の高層オフィスビルの施工管理を行っています。現場では、鉄骨で柱や梁、床など建物の骨組みを作っている段階なので、空調設備が工事現場に入るのはもう少し後からになります。その間にダクトや配管の施工図を書いたり、この現場に合わせた空調機器の仕様を決めたりしています。工事がスムーズに進むためにこの事前の準備期間が重要となってくるので、何度も打ち合わせを重ねて施工図や設備の仕様変更を行っています。

工学系分野を選択した時期・理由

小中学生頃から数学や理科の実験などが好きで、大学は理数系学科に行こうと決めていました。また高校生の頃に海外に行った経験から、日本と海外の建物の違いに興味を持つようになり、インテリアも好きだったので建築学科に進学しようと決めました。大学では“地震に強い建物をつくりたい”と思い構造系の分野で建築を学んでいました。大学の実験棟で実際にコンクリートを壊して、実験結果を論文にまとめた経験から、机上の空論だけでなく実際に目で見られる仕事をしたいと思い、施工管理という仕事を目指しました。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

施工管理の魅力はなんといっても、建物や設備が出来上がる過程を自分の目で見られることです。設備設計で決めた計画から、それを実現するために細かい仕様変更や工程の調整をしていくので、変化が伴う刺激的な毎日です。建物は一つ一つ違って全く同じ現場は無いので、この仕事をずっと続けても飽きないだろうなと感じます。また施工管理は知識だけでなく、経験や体で覚えることも多いため、まだ経験が浅い私は分からないことも多く、焦ったり落ち込んだりすることもあります。しかしわからないことは一つ一つ理解して、焦らず無理をせずに着実に仕事を進めていこうと心がけています。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

私は元々建築設備の知識はほとんど無い状態で入社しました。空調機器や冷暖房のシステム、温湿度の制御など毎日覚えることも多いですが、先輩社員や現場の職人さんは想像していたより優しい方が多く、無理にわかっている振りをせず素直にわからないことを質問すると丁寧に教えてくださいます。仕事に関する知識は社会人になってからでも十分身に着けていくことができます。知識がないからとあきらめず、少しでも興味があるならば自分のやりたい仕事を見つけて就職してほしいと思います。

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