理工チャレンジ 女子中高生・女子学生の理工系分野への選択

先輩からのメッセージ

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先輩に質問!
片山美和プロフィール写真
  • 片山 美和 さん
  • 日本放送協会 放送技術研究所
    テレビ方式研究部 専任研究員

工学系分野を選択した時期・理由

子供の頃から動物も虫も好きでした。

中学では生物班に所属して、ネズミの世話や実験をしていました。

高校2年の時にテレビ高校講座の化学実験で結晶がきらきらしているのを見たときにはきれいだなぁと密かに感動したことを覚えています。きれいとか美しいとかそういった感動が私の原動力になっていると思います。

大学を意識した頃から、覚えることが多いと感じた化学、生物、地学より、考え方さえ理解していれば公式もその場で導ける物理の方に傾いていきました。

大学の学部は工学部電気電子工学科に進学し、兄のお古のパソコンで電気実験の理論値を計算したりもしました。

現在の仕事(研究)の魅力やおもしろさ

私のグループでは同一時刻に撮影された複数のカメラ画像を連続して表示することで、あたかも時刻の止まった空間を一台のカメラが移動して撮影しているかのような映像を生成したり、眼鏡なし立体表示用の画像を生成するなどといった立体映像の基礎検討を行っています。

テレビや映画なども凝った映像が多くなり、少々のことでは驚かない方も多いのではないでしょうか。それでも、これまで見たことない映像、本物を見ているかのような映像、驚くような映像とは何だろうかと思いながら仕事を進めています。

他の人が見たことのないような映像をいち早く見られるというのがこの仕事の面白いところです。

女子中高生・女子学生の皆さんへのメッセージ

身近な疑問やこんなものがあったらいいなという気持ちは、どの分野へ進むにしても、忘れないでいてほしいと思います。

理系に興味や適性があれば、女子は少ないかもしれない等の理由で選択からはずすことは残念です。私の職場では周囲の人も同じ興味や適性があるので、テレビの新製品や、番組で使用された見たことのない映像効果、立体映画などの話も日常の話題になります。

就職活動のときに聞かれたことがあります。「テレビは好きですか?」「はい、大好きです」即答したことを覚えています。

女性の皆様も自分の興味や適性で理系に進んでいただき、職場で大いに活躍されることを期待しています。

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