第3節 男女共同参画に関する男性の理解の促進

本編 > II > 第1部 > 第2章 > 第3節 男女共同参画に関する男性の理解の促進

第3節 男女共同参画に関する男性の理解の促進

内閣府では,主に子育て世代の男性が家事・育児等の中,料理への参画を目的とした「“おとう飯”始めよう」キャンペーンを開始した。簡単で手間を掛けず,多少見た目が悪くても美味しい料理を“おとう飯”と命名し,イベントの開催や祝日や季節に応じた料理機会の提案とレシピをホームページで公開することにより啓発を行った。

また,特に若年夫婦を対象として,夫婦がお互いの考えや気持ちを確認しながら,家事シェアや,近い将来の家族のことを話し合うことを目的としたコミュニケーションツール「夫婦が本音で話せる魔法のシート ○○家作戦会議」(以下「○○家作戦会議」という。)を活用したワークショップを開催した。

さらに,男性の暮らし方・意識の変革に関する政府広報等を活用した各種媒体による周知・啓発を行った。

このほか,男性の家事・育児等の家庭生活への参画の重要性について,視覚的にもわかりやすく情報提供を行うための「男性の家事・育児参画コンセプトポスター」を作成・公表した。

さらに,男性が家事・育児等を身近に感じ継続的な参画が進むよう,スマートフォン用アプリケーション「Let’sさんかくアプリ~男性の家事・育児に向けて~」の改良を行い,配信した。

加えて,配偶者の出産直後の男性の休暇取得を促すことにより,男性の家事・育児への参画・意識改革を進める「さんきゅうパパプロジェクト」(平成32(2020)年に男性の配偶者の出産直後の休暇取得率80%が目標)について,妊娠・出産・子育てに際して,男性ができることを考えるきっかけとなるようハンドブック「さんきゅうパパ準備BOOK」を活用した啓発活動を推進している。

平成29年度には,同ハンドブックの改訂を行い,男性の配偶者の出産直後の休暇取得が企業にもたらすメリットや制度の理解のための「子育てで利用できる休暇」の基本知識等を新たに加筆している。