第2節 地方公共団体の政策・方針決定過程への女性の参画

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第2節 地方公共団体の政策・方針決定過程への女性の参画

(都市部で高い地方議会における女性議員の割合)

都道府県議会,市議会,町村議会及び特別区議会の議員に占める女性の割合を見ると,平成29年12月末現在,女性の割合が最も高い特別区議会で27.1%,政令指定都市の市議会は17.2%,市議会全体は14.4%,都道府県議会は10.1%,町村議会は9.9%となっており,都市部で高く郡部で低い傾向にある(I-1-6図)。

また,平成29年12月末現在,全ての都道府県議会に女性議員がいる一方,3割以上の町村議会ではいまだに女性議員がゼロとなっている。

I-1-6図 地方議会における女性議員の割合の推移別ウインドウで開きます
I-1-6図 地方議会における女性議員の割合の推移

I-1-6図[CSV形式:2KB]CSVファイル

(地方公務員採用者に占める女性の割合)

平成28年度の地方公務員採用試験採用者に占める女性の割合は,都道府県では,全体で35.3%,うち大学卒業程度で30.6%,政令指定都市では,全体で43.9%,うち大学卒業程度で40.0%であり,都道府県より政令指定都市で高い水準となっている。長期的な推移を見ると,都道府県全体ではおおむね3割程度,政令指定都市全体では4割以上で推移している(I-1-7図)。

I-1-7図 地方公務員採用者に占める女性の割合の推移別ウインドウで開きます
I-1-7図 地方公務員採用者に占める女性の割合の推移

I-1-7図[CSV形式:1KB]CSVファイル

(女性地方公務員の登用状況)

本庁課長相当職以上に占める女性地方公務員の割合は,平成29年において,都道府県で9.0%,市区町村で14.1%(うち,政令指定都市では13.5%)となっている(I-1-8図)。役職段階別に見ると,29年の本庁係長相当職,本庁課長補佐相当職,本庁課長相当職,本庁部局長・次長相当職に占める女性の割合は,都道府県で22.2%,18.4%,9.8%,5.9%,市区町村で33.5%,28.1%,16.2%,8.0%(うち,政令指定都市では25.0%,21.1%,15.0%,9.3%)となっている(I-1-9図)。

I-1-8図 地方公務員課長相当職以上に占める女性の割合の推移別ウインドウで開きます
I-1-8図 地方公務員課長相当職以上に占める女性の割合の推移

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I-1-9図 役職段階別地方公務員の女性の割合別ウインドウで開きます
I-1-9図 役職段階別地方公務員の女性の割合

I-1-9図[CSV形式:1KB]CSVファイル