第4節 性差に応じた健康支援の推進

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第4節 性差に応じた健康支援の推進

厚生労働省では,女性のがん罹患率の第1位であり年々増加傾向にある乳がんや,20~40歳代の罹患の増加が指摘されている子宮頸がんについて,科学的根拠に基づくがん検診の推進を通じて早期発見や死亡率の減少に努めるとともに,子宮頸がん及び乳がんの検診クーポン券等を配布する「がん検診推進事業」を実施し,女性特有のがん検診の更なる受診率向上に取り組んだ。

骨折等の基礎疾患となり,高齢化の進展により今後増加が予想される骨粗しょう症については,早期に骨量減少者を発見し,予防することを目的として,市町村(特別区を含む。)において,当該市町村に居住する40歳,45歳,50歳,55歳,60歳,65歳及び70歳の女性に対して骨粗しょう症検診を実施している。