男女共同参画白書(概要版) 平成27年版

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第4章 男性,子どもにとっての男女共同参画

  • 内閣府では,男性の意識改革への基盤醸成のための普及啓発活動,情報提供を行う。また,家事・育児参画や働き方の見直しを地域や職場で普及啓発する「キーパーソン」を育成する。
  • 厚生労働省では,「イクメンプロジェクト」を引き続き実施するとともに,新たに事業主向けに男性の育児休業取得促進を目的とした労務管理に関する資料を作成・配布するなど,企業に対する周知啓発を更に進める。また,男性の仕事と育児の両立のための職場環境の改善が地方でも一層進むよう取り組んでいく
  • 文部科学省では,初等中等教育において,児童生徒の発達の段階に応じ,学校教育全体を通じて,男女が共同して社会に参画することの重要性についての指導が充実されるよう,学習指導要領の適切な実施を図る。
  • 警察では,子供に対する犯罪被害を防止するため,関係機関・団体,地域住民等との連携による予防対策や子供に対する犯罪被害防止教育を推進する。
  • 厚生労働省では,児童虐待の未然防止,重篤化防止につなげるため,妊娠期から子育て期にわたる総合相談や継続的支援を実施することにより,妊娠・出産包括支援事業の充実及び利用者支援事業の活用を促進するほか,児童相談所全国共通ダイヤルについて,ためらわずに通告・相談ができるように,平成27年7月から3桁番号(189)に変更し,運用を開始する。