第8章 防災・復興分野における男女共同参画

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第8章 防災・復興分野における男女共同参画

本章のポイント


第1節 防災における男女共同参画

  • 平成24年6月の災害対策基本法の改正等により,都道府県及び政令指定都市の地方防災会議に占める女性委員の割合は上昇傾向にあるが,24年10月15日現在で都道府県においては5.1%,政令指定都市においては10.0%と,依然として低い割合にとどまっている。また, 6都県では,女性委員ゼロ。
  • 女性の消防団員数は平成24年度は, 2万109人で,消防団員総数が減少する中,一貫して増加。
  • 避難所に指定されている学校において,避難時に「女性のプライバシーに配慮したスペース」が確保できる割合は34.0%,「要援護者のスペース」が確保できる割合は35.6%。

第2節 復興における男女共同参画

  • 岩手県,宮城県及び福島県における復興計画の策定や推進のための委員会等や,まちづくり協議会の構成員に占める女性の割合は,平均して2割以下。
  • 岩手県,宮城県及び福島県における雇用状況は,改善してきているが,依然として希望する仕事と求人の多い仕事にミスマッチがある地域も見られる。
  • 東日本大震災被災地における女性の悩み・相談事業には,「心理的問題」,「家族問題」,「生き方」等,5,573件の相談。