第6節 ストーカー行為の実態

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第6節 ストーカー行為の実態

(ストーカー事案の認知件数)

平成24年中のストーカー事案の認知件数は, 1万9,920件で,前年に比べ5,302件(36.3%)増加している。また,被害者の87.4%が女性で,行為者の85.9%が男性となっている(第1-5-16図)。

第1-5-16図 ストーカー事案に関する認知件数 別ウインドウで開きます
第1-5-16図 ストーカー事案に関する認知件数

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(ストーカー規制法の適用状況)

平成24年中のストーカー行為等の規制等に関する法律(平成12年法律第81号。以下「ストーカー規制法」という。)に基づく警告は2,284件で,前年に比べ996件(77.3%)増加している。警告に従わない者に対する禁止命令等は69件発令されている。

また,ストーカー行為罪での検挙件数は340件で,前年に比べ143件増加している。禁止命令等違反での検挙件数は11件である。

平成24年中に,ストーカー規制法に基づき,警察本部長等が援助を求められた件数は4,485件で,前年に比べ1,714件(61.9%)増加している。援助の内容(複数計上)としては,被害を自ら防止するための措置の教示が1,574件(前年比471件増加),防犯ブザー等の被害防止品の教示又は貸出しが535件(前年比80件増加)となっている。