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第3章 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)
(仕事と生活の調和に関する希望と現実)
「仕事」,「家庭生活」,「地域・個人の生活」の優先度についての希望と現実を聞いたところ,男女共に希望は複数の活動をバランスよく行いたいとする人の割合が高くなっている。一方,現実は,男性では「仕事」優先が,女性では「家庭生活」優先がそれぞれ最多であるなど,単一の活動を優先している人の割合が高くなっている(第23図)。
(女性の就業継続をめぐる状況)
育児休業を取得している女性は増えているが,出産前後に継続就業している割合は増えておらず,出産を機に離職する女性は以前と変わらず多い(第24図)
(子育て世代の男性の長時間労働)
男性の長時間労働の影響もあって,我が国では, 6歳未満の子どもを持つ夫の家事・育児関連に費やす時間( 1日当たり)は平成23年で67分と18年に比べて7分増加したものの,他の先進国と比較して低水準にとどまっている(第25図)。