平成24年版男女共同参画白書

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第2節 女性研究者の参画拡大に向けた環境づくり

総合科学技術会議は,女性研究者の活躍を促進するため,競争的資金における応募資格の年齢制限の緩和等多様な支援措置を拡充するとともに,更なる制度の弾力化を求めている。

文部科学省では,女性研究者がその能力を最大限発揮できるよう,出産・育児・介護と研究を両立するための,環境整備を行う取組を支援する「女性研究者研究活動支援事業」を実施するとともに,独立行政法人日本学術振興会の特別研究員事業において,優れた研究者が,出産・育児による研究中断後に円滑に研究現場に復帰できるよう支援を拡充する。

独立行政法人科学技術振興機構では,戦略的創造研究推進事業等において,研究者が出産・育児・介護等を行う際に,研究キャリアを中断することなく継続できるよう,引き続き支援を実施する。

日本学術会議では,内閣府男女共同参画局長からの依頼により,科学者委員会男女共同参画分科会において,「科学者コミュニティにおける政策・方針決定過程への女性参画を拡大する方策」について審議を行う。