平成24年版男女共同参画白書

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コラム3

「きずな隊」(生活安全特別派遣部隊)が深めた絆


警視庁の女性警察官を中心とする生活安全特別派遣部隊である「きずな隊」は,特に被害が甚大だった宮城県内へ,発災直後から平成23年6月までの長期間にわたり派遣され,支援活動を行った。

宮城県塩釜地区の避難所に避難していた半身不随の障害を持つ女性から,「自殺するのを思いとどまったのは,前に来てくれた「警視庁きずな隊」の若いおかっぱ頭の女性警察官のおかげです。親身になっていろいろ話を聞いてもらったり,散歩に連れて行ってもらったりしたことで救われました。心から感謝しています。警察官の名前を聞かなかったのが残念で後悔していました。ぜひ名前を知りたいです」という手紙が警視庁きずな隊に寄せられ,後日,その女性隊員に渡してほしいとお守りが託された。

被災者の相談に応じる女性警察官