平成23年版男女共同参画白書

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第1節 国内本部機構の強化

内閣府は,第3次男女共同参画基本計画(平成22年12月17日閣議決定)について,実効性をもって早急に具体的取組を進めていくため,男女共同参画会議及びその下に置かれた専門調査会を積極的に活用しつつ,男女共同参画施策に係る企画立案・総合調整機能を最大限に発揮していく。

男女共同参画会議においては,以下の職務を行う。

男女共同参画を進めていく上で重要な課題等に関しては,基本的な考え方,男女共同参画の観点から取り組むべき施策,関係施策の男女共同参画社会の形成に及ぼす影響等について調査検討を行う。当面は,「女性の活躍による経済社会の活性化」や「ポジティブ・アクションの推進方策」をテーマとして議論を行う。

女性に対する暴力に関しては,配偶者からの暴力,性犯罪,売買春,人身取引,セクシュアル・ハラスメント,ストーカー行為等の各分野を念頭におきつつ,暴力防止や被害者支援などの今後の施策の在り方などについて,調査検討を行う。

さらに,第3次男女共同参画基本計画に盛り込まれた施策の実施状況についての監視機能等の強化を図るとともに,女子差別撤廃委員会の最終見解への対応のうち,平成23年8月に報告予定の項目について,フォローアップを行う。