平成23年版男女共同参画白書

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第3章 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し,意識の改革

第1節 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し

(1) 男女の社会における活動の選択に中立的な社会制度・慣行の検討

男女共同参画会議が平成22年7月,ライフスタイルの選択に中立的に働くよう社会制度・慣行を見直すこと等を内容とする答申を行ったことを受け,政府は,同年12月,社会制度・慣行について男女の社会における活動の選択に対する中立性等の観点から総合的に検討すること等を内容とする第3次男女共同参画基本計画を閣議決定した。


(2) 家族に関する法制の整備

政府は,平成22年7月の男女共同参画会議答申等を踏まえ,選択的夫婦別氏制度の導入等について引き続き検討を進めるとともに,家族法制の在り方等について広く課題の検討を行うこと等を内容とする第3次男女共同参画基本計画を閣議決定した。

法務省では,平成8年2月の法制審議会答申(「民法の一部を改正する法律案要綱」)を踏まえ,選択的夫婦別氏制度の導入等を内容とする民法改正について検討を行った。また,同答申及びそのうちの選択的夫婦別氏制度の概要について,ホームページへの掲載等を通じ,広く国民にその内容を公開している。