平成23年版男女共同参画白書

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第2節 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の重要性

(女性の就業継続をめぐる状況)

育児休業を取得している女性は増えているが,出産前後に継続就業している割合は増えておらず,出産を機に離職する女性は以前と変わらず多い(第1-4-4図)。

また,いったん仕事を辞めても,子どもが育つにつれて就労を希望する女性は多いが,実現できていない人が多い(第1-4-3図(再掲))。

第1-4-4図 子どもの出生年別第1子出産前後の妻の就業経歴 別ウインドウで開きます
第1-4-4図 子どもの出生年別第1子出産前後の妻の就業経歴

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(夫の家事・育児関連時間)

総務省「社会生活基本調査」(平成18年)によると,男性の長時間労働の影響もあって,我が国では,6歳未満の子どもを持つ夫の家事・育児関連に費やす時間は1時間程度と他の先進国と比較して低水準にとどまっている(第1-4-5図)。

第1-4-5図 6歳未満児のいる夫の家事・育児関連時間(1日当たり) 別ウインドウで開きます
第1-4-5図 6歳未満児のいる夫の家事・育児関連時間(1日当たり)

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(仕事と生活の調和推進の必要性)

男性も女性もあらゆる世代の誰もが仕事や子育てなど様々な活動を自分の希望するバランスで展開できる社会を構築するためには,こうした現状を踏まえ,働き方の見直しや意識改革を図るなど仕事と生活の調和の推進に向けた取組が重要である。