平成23年版男女共同参画白書

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コラム14

中央労働団体における男女平等参画推進計画


日本の労働組合のナショナル・センター(中央労働団体)である団体Lは,同じ産業に属する個々の企業別組合(単位組合)が加盟する54の産業別組織(構成組織)により構成されており,全国47の地方連合会とともに活動を行っている。

団体Lでは,平成3年に,最初の男女平等参画推進のための計画を決定して以来,計画的に取組を進めている。

現在の第3次男女平等参画推進計画(計画期間:平成18年11月~平成24年10月)では,労働組合における男女平等参画が目指すものは,仕事における男女平等参画推進と,仕事と生活の調和の実現であり,それらを一体として実現することが不可欠であるとしている。

また,団体L本部・構成組織・単位組合・地方連合会のそれぞれが全体として取り組む統一目標として,.運動方針への男女平等参画の明記,.女性組合員比率と同じ比率の女性役員の配置,.女性役員がゼロの組織をなくすという3つを定めている。

さらに,目標達成に向けた取組として,構成組織,単位組合,地方連合会がそれぞれの計画作成と進捗の点検を行っている。