平成22年版男女共同参画白書

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第1節 科学技術

総合科学技術会議では,「第4期科学技術基本計画」の策定に向けて,今後の取組の方向性について検討する。

文部科学省では,科学技術振興調整費において,研究と出産・育児等との両立に関する優れた取組を行う機関を支援する「女性研究者支援モデル育成」及び特に女性研究者の採用割合等が低い分野である,理学系・工学系・農学系の研究を行う優れた女性研究者の養成を加速する「女性研究者養成システム改革加速」を引き続き実施するとともに,独立行政法人日本学術振興会の特別研究員事業において,優れた研究者が出産・育児により研究を中断した後に,円滑に研究現場に復帰できるよう支援を拡充する。

独立行政法人科学技術振興機構では,戦略的創造研究推進事業において,研究者が出産・育児・介護などを行う際に,研究キャリアを中断することなく継続できるよう,引き続き支援を実施する。

また,児童生徒の科学技術に関する興味・関心を高めるための取組の一環として,科学技術分野で活躍する女性研究者・技術者,大学生等と女子中高生の交流機会の提供や実験教室,出前授業の実施等,女子中高生の理系進路選択の支援を行う「女子中高生の理系進路選択支援事業」を実施する。