平成22年版男女共同参画白書

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第1節 生涯を通じた女性の健康の保持増進

男女がその健康状態に応じて的確に自己管理を行うことができるようにするための健康教育の実施や,相談体制を確立するとともに,女性の思春期,妊娠・出産期,更年期,高齢期等各ライフステージに応じた課題に対応するための適切な体制を構築することなどにより,生涯を通じた女性の健康の保持増進を図る。

また,運動,食生活,喫煙面での生活習慣の改善に向けた国民運動を展開するなど,「健康日本21」のより一層の推進を図る。

さらに,毎年3月1日から3月8日の「女性の健康週間」を活用し,国及び地方公共団体,関連団体等社会全体で各種の啓発事業及び行事等を展開するとともに,平成21年度に実施した女性の健康支援対策事業における取組等を集約し,これらの取組について効果的な事業展開手法の検証を進め,女性の健康づくり対策として効果的な手法や事例などを普及し,女性の健康づくりを推進することとしている。

乳がん及び子宮がんについては,引き続き,科学的根拠に基づくがん検診の推進を通じて,早期発見や死亡率の減少に努めることとし,「女性特有のがん検診推進事業」により検診無料クーポン券等を配布するなどして,がん検診の受診率の更なる向上を目指すことで,女性の健康の保持増進につなげていくこととしている。

文部科学省では,国民の誰もが,いつでも,どこでも,いつまでもスポーツに親しむことのできる生涯スポーツ社会の実現に向けて,総合型地域スポーツクラブの全国展開等を推進する。