平成21年版男女共同参画白書

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第1節 生涯を通じた女性の健康の保持増進

男女がその健康状態に応じて的確に自己管理を行うことができるようにするための健康教育の実施や,相談体制を確立するとともに,女性の思春期,妊娠・出産期,更年期,高齢期等各ライフステージに応じた課題に対応するための適切な体制を構築することなどにより,生涯を通じた女性の健康の保持増進を図る。

また,運動,食生活,喫煙面での生活習慣の改善に向けた国民運動を展開するなど,「健康日本21」のより一層の推進を図る。

さらに,「女性の健康づくり推進懇談会」において,女性の健康の実態に関する調査や,生涯を通じた女性の健康管理について検討を行うとともに,当該懇談会における議論も踏まえつつ,女性の健康づくりを推進するための取組を進めることとしている。

乳がん及び子宮がんの早期発見や死亡率の減少については,地方自治体や企業等との連携による普及啓発活動の実施や,かかりつけ医を受診する患者へのがん検診受診を促すための手法の検討など,国・地方自治体・企業・検診機関・患者団体等が一体となった取組を通じがん検診の受診率向上を目指すことで,女性の健康の保持増進につなげていくこととしている。

文部科学省では,国民の誰もが,いつでも,どこでも,いつまでもスポーツに親しむことのできる生涯スポーツ社会の実現に向けて,総合型地域スポーツクラブの全国展開等を推進する。