本編 > 第1部 > 第3章 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)
第3章 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)
本章のポイント
第1節 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)をめぐる状況
- 仕事と生活の調和の認知度は約1割にとどまっている。
- 女性のライフステージに応じた働き方の希望と現実をみると,子どもが小さな時期は働きたくないという人もいるが,子どもが中学生以上では9割以上の人が働くことを希望している。
- 育児休業制度を利用したいと思う男性の割合は約3割だが,育児休業取得率は1.5%程度にとどまっている。
- 30~40歳代の男性を中心に,長時間労働が常態化している。
第2節 働く場としての企業における仕事と生活の調和
- 仕事と生活の調和推進は,企業に多様なメリットをもたらす。
- しかし,仕事と生活の調和の推進に当たっては,様々な懸念事項を払拭する必要がある。本節では,企業の具体的な取組事例とその効果を紹介した。
第3節 女性にとっての仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の重要性
- 育児休業を取得している女性は増えているが,出産前後に継続就業している割合は増えておらず,女性の就業継続をめぐる状況は依然として厳しい。
- 夫婦の生活時間の状況をみると,男性の家事・育児・介護等に関わる時間は,妻の就業状況に関わらず30分程度と非常に短い。
- 働き方の見直しや意識改革を図るなど仕事と生活の調和の推進に向けた取組が重要である。