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第6節 ストーカー行為の実態
(ストーカー事案の認知件数)
平成19年中に警察庁に報告のあったストーカー事案の認知件数は,13,463件で,前年に比べ962件(7.7%)増加している。また,被害者の89.8%が女性で,行為者の89.8%が男性となっている(第1-4-14図)。
(ストーカー規制法の適用状況)
平成19年のストーカー行為等の規制等に関する法律(平成12年法律第81号。以下「ストーカー規制法」という。)に基づく警告は1,384件で,前年に比べ9件(0.7%)増加している。警告に従わない者に対する禁止命令は17件発令されている。
また,ストーカー行為罪での検挙件数は240件で,前年に比べ62件増加している。禁止命令違反での検挙件数は2件である。
平成19年中に,ストーカー規制法第7条に基づき,警察本部長等が援助を求められた件数は2,141件で,前年に比べ510件(31.3%)増加している。援助の内容(複数計上)としては,被害を自ら防止するための措置の教示が885件(前年比215件増加)で最も多く,次いで防犯ブザー等の被害防止物品の教示又は貸出しが472件(前年比63件増加)となっている。