平成20年版男女共同参画白書

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第3章 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)

本章のポイント


第1節 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)をめぐる状況

  • 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現を希望する人は多いが,現実との差は大きい。
  • 女性が職業を持つことについて,男女ともに継続就業支持が最多となっている。

第2節 男女ともに必要とされる仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)~健康を維持し,活動の幅を広げる

  • 30~40歳代前半の男性を中心に,長時間労働が常態化している。
  • 仕事が忙しくて自己啓発や地域活動参加に支障が生じている。

第3節 女性にとっての仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の重要性

  • 出産を機に約7割の女性が離職するなど,女性の就業継続をめぐる状況は依然として厳しい。
  • 両立や仕事のやりがいなどの面で,比較的よい環境が整っている職場では,子どものいる女性30~40歳代が継続就労できている。
  • 子どもが育つにつれて就労を希望する割合が高まるが,実現できていない層も多い。
  • 女性の継続就業の促進には仕事と生活の調和の促進だけでなく雇用機会均等の確保も必要。

第4節 働く場としての企業における仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)

  • 仕事と生活の調和の実現に向けた取組は,企業にとって「コスト」としてではなく,「明日への投資」として積極的にとらえるべきである。
  • 企業インタビュー結果等をまとめた「企業が仕事と生活の調和に取り組むメリット」では,仕事と生活の両立支援や柔軟な働き方の促進等により,従業員の定着,企業イメージや評価の向上等の多様なメリットが生じるとされている。