コラム 「女性の参画加速プログラム」について

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コラム

「女性の参画加速プログラム」について


これまで,「2020年までに指導的地位に立つ女性の割合を少なくとも30%程度」との目標を男女共同参画基本計画(第2次)に明記し取組を進めてきたが,その進ちょくは十分ではなく,女性の社会的参画,特に意思決定過程への参画は遅れており,国際的にみても低水準である。こうした現状にかんがみ,女性の参画をあらゆる分野で加速するため,男女共同参画推進本部において,平成20年4月に,「女性の参画加速プログラム」を決定した。

本プログラムは,仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現,女性の能力開発・能力発揮に対する支援の充実,意識の改革の三つを総合的に実施することを施策の基本的方向として打ち出しており,具体的には,(1)あらゆる分野における女性の参画加速のための,各界トップ層への働きかけや女性のエンパワーメントを促進するネットワークの構築支援等の基盤整備の充実と,(2)活躍が期待されながら女性の参画が進んでいない分野に焦点を当てた戦略的な取組を,平成22年度末までに各方面と協働して戦略的に実施するものである。

活躍が期待されながら女性の参画が進んでいない分野としては,医師,研究者,公務員の三分野を,特に仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現が困難であることから取り上げた。特に,国家公務員については,平成22年度末までに,管理職に占める女性の割合(1.7%。平成17年度)を少なくとも5%程度とすることを目指して,女性職員の登用を積極的に進めることとしている。これら重点分野における取組の成果を,他の分野にも波及させていくこととしている。

(ホームページ:http://www.gender.go.jp/kaigi/honbu/kettei.html