平成19年版男女共同参画白書

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第2節 地球社会の「平等・開発・平和」への貢献

開発援助の実施に当たっては,「政府開発援助大綱」及び「政府開発援助に関する中期政策」の下,「ジェンダーと開発(GAD:Gender and Development)イニシアティブ」に沿って,開発途上国のオーナーシップを尊重し,当該被援助国における「ジェンダー平等」と女性のエンパワ-メントに向けた取組を支援するよう努める。「GADイニシアティブ」を通じ,ODA全般にわたって,かつ,ニーズ把握から政策立案,案件形成・実施・モニタリング・評価に至る一連のプロセスを通じて社会的性別の視点を重視し,公平で効果的なODAを目指す。

具体的には,社会的性別に関する研修の充実や電子ネットワークの構築などを通じて,職員の能力向上や情報共有に努める。

また,国連を中心として展開する世界の女性の地位向上のための諸活動に対する積極的な協力,紛争終結地域等における平和の維持及び構築並びに復興開発への女性の積極的な参画の促進,国際交流の推進等を進める。