平成19年版男女共同参画白書

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第4節 多様な就業ニーズを踏まえた雇用環境の整備

パートタイム労働者に対する通常の労働者との均衡等を考慮した適正な労働条件の確保及び雇用管理の改善,テレワークの健全な発展のための施策等を推進する。

厚生労働省では,平成19年5月に成立した「短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律の一部を改正する法律」の円滑な施行に向けて周知啓発を行うとともに,新たに事業主団体向け助成金を創設するなどパートタイム労働者の均衡待遇に取り組む事業主や中小企業事業主団体への支援を実施していく。

総務省では,テレワーク環境整備税制(テレワーク設備導入の際の税制支援措置)の創設,厚生労働省と連携して「テレワーク共同利用型システム(安心・安全で容易にテレワークの導入が可能となる共同利用型のモデルシステム)」の実証実験を実施する。また,総務省職員によるテレワークについて一層の推進を図る。

また,テレワーク推進関係4省(総務省,厚生労働省,経済産業省,国土交通省)では,産学官からなる「テレワーク推進フォーラム」と連携して,テレワーク推進のための調査研究や普及活動を行う。