平成19年版男女共同参画白書

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第3章 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)

本章のポイント


  • 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の実現について希望する人は多いが,現実との差は大きい。
  • 育児休業取得率は女性72.3%,男性0.50%であり,男性は極めて低い。
  • 家事・育児・介護の多くを女性が担っており,女性にとって出産・育児の仕事への影響は大きい。
  • 子育て世代の男性正規社員を中心に,長時間労働が常態化しており,女性の継続就業や再就業を困難にしている。
  • 個々人のワーク・ライフ・バランスの実現は,既婚・独身を問わず,男女ともに,仕事に対する満足度や意欲を高め,企業にプラスに寄与する。
  • ワーク・ライフ・バランスの推進は,仕事と育児の両立支援策としてのみ捉えるのではなく,全ての男女にとっての問題であることを認識することが必要である。