女性研究者の採用機会等の確保及び研究環境の充実を促進するとともに，科学技術に係る政策・方針決定過程への女性の参画の割合を高めるよう努める。

総合科学技術会議では，「第3期科学技術基本計画」（平成18年３月閣議決定）に掲げた施策の実施状況について，関係府省の協力の下，フォローアップ等を行う。

文部科学省では，優れた男女の研究者が出産・育児等により研究を中断した後に，円滑に研究現場に復帰できるよう，日本学術振興会特別研究員事業において研究奨励金を支給する。さらに，研究と出産・育児等を両立するための支援など，女性研究者の育成・活躍促進を積極的に行うモデル的な研究機関の取組を支援する。

また，研究者・技術者と女子高校生等との交流機会の創出や，科学技術分野で活躍する女性の事例紹介など，進路選択に役立つ情報提供を行うとともに，中学・高校において第一線の研究者の招へいによる講座を行うなど，女子中高生が理数を学び親しめる機会を拡充する。

さらに，こうした取組の社会教育関係者等向けのモデルプログラム事例等を作成するとともに研修会を開催する。