平成17年版男女共同参画白書

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第1節 リプロダクティブ・ヘルス/ライツに関する意識の浸透

女性は,妊娠や出産をする可能性があることもあり,ライフサイクルを通じて男性とは異なる健康上の問題に直面する。こうした問題の重要性について男性を含め,広く社会全体の意識が高まり,積極的な取組が行われるよう,気運の醸成を図っている。

文部科学省では,性教育(エイズ教育)を効果的に推進するため,小・中・高等学校を含む地域を指定し,実践研究を行うとともに,研修会(独立行政法人教員研修センターで実施)を開催している。また,都道府県・市町村が行う,性に関する学習や女性の健康問題を含む目的別・対象別の学級・講座等を開設することを奨励している。

厚生労働省では,思春期の男女に対する性や避妊,人工妊娠中絶等に関する相談や情報提供を推進するとともに,保育所等の児童福祉施設や市町村が実施する乳幼児健康診査の場で思春期の男女が乳幼児と触れ合う機会を提供し,生命の尊厳や性に関する学習活動を推進している。

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