平成16年版男女共同参画白書

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第1節 女性の人権を尊重した表現の推進のためのメディアの取組の支援等

性の商品化や暴力表現が女性の人権を侵害している現状を改善し,メディアが自主的に女性の人権を尊重した表現を行うようその取組を促すとともに,性・暴力表現を扱ったメディアを青少年やそれに接することを望まない者から隔離することを含め,メディアにおける人権尊重を推進する実効的な方策について検討する。また,メディアからの情報を主体的に読み解き,自己発信する能力(メディア・リテラシー)の向上のための支援を積極的に行う。

総務省では,性や暴力に関する情報から児童を保護し,その健全な育成を図るため,現在パソコン向けに実現している有害コンテンツのフィルタリング機能をモバイル(携帯電話,PHS端末)向けにも実現するための取組を推進する。また,民間において,インターネットの利用に際して利用者が安全なコンテンツを容易に選択できるようにするための「コンテンツ安心マーク」(仮称)制度が創設されるよう所要の検討等を行う。

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