6 高齢者等が安心して暮らせる条件の整備

6 高齢者等が安心して暮らせる条件の整備

男女共同参画社会の形成において、高齢社会に対応した条件整備を進めることは緊要な課題となっている。65歳以上の高齢者人口に占める女性の割合は男性よりも高く、75歳以上の後期高齢者人口の3分の2は女性である。また介護の負担は現実には女性の側に偏っており、高齢者の問題を解決することは女性の問題を解決していくことにつながる。  一方、高齢社会を豊かで活力ある社会としていくためには、高齢期の男女を単に支えられる側に位置付けるのではなく、年齢のみに基づく固定的な見方や偏見を除去し、他の世代とともに、社会を支える重要な一員として、高齢者の役割を積極的にとらえる必要がある。  このため、社会全体で支えていく考え方に立って介護体制の整備を図るとともに、高齢期の男女や障害を持つ男女の社会参画の機会の拡大や経済的自立を確保し、年齢や障害の有無にかかわらず、男女が生き生きと安心して暮らせる社会を目指す。

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